米を保存食とするためには、稲から刈りとった籾を乾燥させる必要があります。
稲から刈ったばかりの籾は高水分状態にあるため、そのままの状態にしておくと籾自体の水分により発芽してしまったり、腐ったりしてしまいます。
収穫時期に雨の多い年や雨上がりの後の稲刈り時は、籾の水分量と乾燥までの時間には特に注意が必要です。
以下の表は、籾の水分に対してどれだけの日数が保存可能な状態にあるか示した表です。(あくまで目安です)
生籾中の水分 | 18% | 19% | 20% | 21% |
貯蔵限界日数 | 25~30日 | 15~20日 | 15日前後 | 10日前後 |
生籾中の水分 | 22% | 23% | 24% |
貯蔵限界日数 | 3~5日 | 1日以内 | 5~6時間 |
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