【田植機】一反の田植えに必要な苗箱の枚数は?

2020年4月13日月曜日

農業機械

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田植機の株間とは・・・

田植機で株間を設定するということは、1坪に植える株数のことを指します。
つまり、田植機を60株に設定するということは、1坪に60株を植えるということになります。
田植機の1条毎の間隔は通常30cmと決まっているので、株数を変えると株間が変わることになります。

株間とは、田植機の進行方向の株ごとの間隔ということになります。



植付け株数と株間の関係

植付け株数を増やすと株間は狭くなり、逆に株数を減らすと株間は広がります。
以下の表が代表的な株数に設定した時の株間になります。

株数(株/3.3㎡) 80 70 60 50 37
株間(cm) 14 16 18 21 30



一反あたりに必要な苗箱の枚数

株間をいくつに設定するかによって、一枚の田んぼに必要な苗の枚数が変わります。
以下の表が代表的な株間に設定した時の、田んぼ一反あたりに必要な苗の枚数になります。(稲作で良く使われる面積の換算についてはコチラの記事)

横送り回数 植付け株数
37株/坪 50株/坪 60株/坪 70株/坪 80株/坪
20回 15箱 22箱 26箱 30箱 33箱
26回 10箱 14箱 16箱 18箱 21箱
30回 8箱 11箱 14箱 16箱 18箱
(ここでは苗のかきとり量と縦カキトリ量というのはあくまで田植機の標準と考えています)

株間を大きくすれば、間隔が空きますので使用する苗の枚数は少なくなります。逆に株間を小さくすれば、苗の枚数を余計に使います。適切な株間というのは、品種、気候、肥料、土地の条件など様々な要因に左右されます。疎植栽培というのは株間を空けて植えることで、苗の枚数を減らす、また株間を十分に設けることで風通しと日当たりが良く、健全な苗を育てるということですが、これにはメリット・デメリットがあります。
近年登場した密苗栽培というのは、そこからさらに踏み込んだ低コスト技術であります。



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