【水稲】苗箱について サイズや種類、メリット、デメリットは? ダイヤカット、稚苗用、中用等

2019年5月7日火曜日

農業豆知識編

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水稲の苗つくりに使われる育苗箱。
ホームセンターや農機具屋さんで苗箱をよく観察すると、
さまざまな種類があるのがわかります。
実は育苗箱はわずかな形状の違いによって、苗や土の保水力や通気性などに違いがでます。



育苗箱のサイズ

サイズは長さ580×幅280×深さ280mmのサイズが一般的な規格。
田植機の苗を載せるタンクが幅280mmというがどのメーカーも共通なので、
幅280mm以外の苗箱で育てた苗は田植機で植えられません。
具体的には、幅280mm以上だと田植機に載らない、幅280mm以下だと田植機の苗タンクの上で苗が暴れてしまい植えられない、といったところでしょうか。


中苗用育苗箱


苗箱の底に穴が空いているため、水はけがよく通気性がよいため、
病気の原因となる湿気や散水の滞留が少ないのがメリットです。



ダイヤカット・クリスカット育苗箱


箱の底面がダイヤ型に切り取れられている苗箱。
できた苗の底は写真のようにダイヤ型に根が張ります。



メリットとしては保水力が高く育苗期間中の散水の回数も減らせる。
また、苗が育苗箱から離れやすく田植機の苗補充の作業負担も減らせる。
ただ、保水性がいいということはその分水が滞留するため、ハウスないの環境次第では
カビ等も目立つということろ。
また、根がダイヤ状に張るため、田植機の苗タンクの上で苗が滑りづらいということも。




稚苗用育苗箱


平らな底面に小さな穴が56穴空いているタイプ。



保水性と透水性を可もなく不可もなく満たしているという点では
オーソドックスといえるタイプか。
根が底面に対して平坦に張るので田植機の苗タンクの上でも悪さをすることは少ないといって良いかもしれないません。



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