農業機械(トラクタ、田植機、コンバイン)のバッテリーあがりの注意点

2017年1月5日木曜日

農業機械

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エンジン付きの農業機械は実用性の高いものですが、セルフメンテナンスはつきもの。
エンジンを動かすのに必要なバッテリーですが、いざ機械を動かそうとしたときにエンジンがかからない、セルが回らないということはよくあること。バッテリーが上がった時、上がらないようにするための対策をまとめてみます。



1.農業機械に使われてるバッテリーの適正電圧は約12.6V。


バッテリー端子を外し、+極、-局にテスターを当てた時に12.6Vほど電圧があれば正常です。
エンジンをかけてアイドリングをかけた状態であれば、14V程です。
ちなみに、11Vを下回ると、セルも回転しないぐらいです。

農機具のオプション部品の注意点

田植機の除草剤散布機、肥料散布機など電気を使って動くオプション部品が付いていると、バッテリー電圧がそちらにとられてしまい、エンジンがかかりづらいことがあります。使わないときは装置の電源をオフにして保管するようにしましょう。

2.長期使用しない時は、たまにエンジンをかける、バッテリーのマイナス端子を外しておく。



バッテリーはエンジンが始動していないときでも、コントローラーやオーディオ機器等に放電しています。(最近の機械は電子制御が多いので、特に放電が激しい感じ)なので、長期トラクタを動かさずにいるとバッテリーは放電しつづけ、バッテリーあがりの状態になります。年中使うことのあるトラクタならまだいいのですが、田植機やコンバインは決まった時期にしか使わないので、バッテリーを上げてしまうことが多いです。農機屋さんに聞きますと、1ヶ月動かさずにいると、バッテリーは上がってしまうことが多いです。なので、たまにはエンジンをかけて30分ぐらい定格回転でバッテリーを充電させてあげることが重要です。
また、放電の量を減らすため、-端子を外して保管する人もいます。(それでもバッテリーは放電しつづけますが)

3.バッテリー液と比重


バッテリーの側面にUPPER LEVEL(最高液面線)とLOWER LEVEL(最低液面線)が記載されているので、液面がUPPER LEVELとLOWER LEVELの真ん中まで達しているか確認しましょう。もし、それより低い場合は市販のバッテリー液を補充しましょう。
また、バッテリー上がりを長期放置していると、バッテリー液をそのものがだめになってしまうことがあります。バッテリー液の良否を判断する基準として、液の比重の測定があります。比重を図る計器は一般に市販されています。













良好なバッテリー液の比重はたいてい1.24~1.27です。1.20以下の液ですと、充電しても電気を保ってられず、またバッテリー上がりになる可能性もあります。 その際は、バッテリーを新しいものに換えてしまっても良いと思います。



バッテリー液の危険性

バッテリー液はかなり酸性の強い液体なので、口に入れたりするのはもちろん禁止。手についただけでも、ヒリヒリします。なので、液の補充やキャップを弛めるときなどは取扱いに十分気を付けましょう。

4.バッテリー端子の腐食


バッテリー端子は経年劣化してくると、ケーブルの銅成分が腐食してきて、端子の周りに青白い粉が溜まることがあります。



上の画像のような状態ですと、バッテリーと接続不良を起こしてしまいエンジンがかかりづらくなりますので、金属ブラシ等でしっかり落としてましょう。

農機具を倉庫内で保管するときの注意点


農機具のバッテリーが上がってしまい、いざブースターケーブルで充電しよう、バッテリーを外して充電器に繋ごうとしたときに、困るのが機械が保管されている場所です。
車はボンネットを上にあげれば一番手前にバッテリーがありますが、農業機械はその構造上バッテリーが取り出しづらいところに置かれていることが多々あります。あまり倉庫の中に押し込んで保管していると、バッテリーのカバーが開けられない、ブースターケーブルが届かない、人が入れないとかで、泣く泣くトラクター等で引っ張り出すことになります。機械を保管するときは、次動かすことを考えて、バッテリーやエンジン部品箇所を考えてしまうようにしましょう。


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