農業大学で研修を受ける

2014年1月3日金曜日

農業技術を習得する

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道府県の農業大学や民間の農業大学において、就農の志のある人たちに対して栽培の技術の研修を行っています。受講期間は、数週間から半年、またコースを選択できる制度になっているので、時間の取れない社会人にとって重宝されています。

農業大学校で研修を受けるメリット

  1. 初歩的なことから教えてくれる 
  2. 充実の講師たち
  3. 座学で農業に必要な知識を習得する
  4. 学費が安い
  5. 就農するときに役に立つ研修修了証明書



1.初歩的なことを教えてくれる

野菜であれば、種の蒔き方から収穫の仕方、道具の使いかたなどからきっちり教えてくれます。
非常に簡単そうに思えることですが、種を撒くにも土に何cmほど埋めるのか、土をどれぐらい被せてるのか、また水はどれくらい撒くのかなど、おおざっぱに見えてもコツがあるのが農業です。
そして、トラクターやコンバイン、ショベルなど重機の扱い方も指導してくれるコースもあります。農機は危険な作業機です。特にコンバインは刃物の塊のようなものですので、適切な使い方を知っておくことも大切なことです。

2.充実した講師たち

指導してくれる講師のかたは現場の農家の方です。
ほとんどの人たちが県から認定されている認定農家で、本などには載っていないテクニックやノウハウも教えてくれたりします。
自分が実際に就農したときも、頼れる先輩農家さんになってくれる人を見つけてみてもいいかもしれません。

3.座学で農業に必要な知識を習得する

現場の作業をして体で農業を覚えるというのが基本ではありますが、テキストを読んだりするのも重要なことです。たとえば、田んぼの代掻きはどうして必要なのか、プラウ耕起はどんな意味があるのかなど、詳しいことわからなかったりします。また、土づくりなんかはある程度専門的なことを理解しないと全くわからないということもあります。就農するには農業の知識もかなり必要ですが、現場ではなかなかこういうことを覚える機会もありませんので、座学が用意されているのも農大で研修を受ける利点です。

4.学費が安い

農大での研修の学費は、一般の大学校に比べると格安です。
選択するコースにもよりますが、半年間で10万円ほどのものもあります。
また、農大は基本的には地方に校舎がありますが、寮も格安で利用できます。
入学試験は、面接や論文の提出などですので、入校するのもハードルが低くなっています。

5.就農するときに役に立つ研修修了証明書

農大の研修課程を修了すると、修了証明書が発行されます。
この証明書があると、農業者として県から認定を受ける際や農業委員会で農地を取得する際の審査、金融機関から融資を受けるときにも、農業経験があることの証明となります。
また、国や県などで補助金を貰う際にも信用の証明にもなります。
就農する際、した後も修了証明書は役に立つ場面が多いです。

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