ふつうトラクターのロータリー耕は爪軸がトラクターの進行方向に回転する「正転」にて作業します。しかし、たいていのトラクタのPTOレバーには「逆転」というものが装備されています。
このPTOの「逆転」というのは土寄せ作業を行う際に用いられます。
ロータリー作業を行うと、ロータリーを地面に落として作業開始となる四隅というのはどうしても土が盛り上がります。その盛り上がった土を均平にしたい時に、PTOの逆転を使って土を寄せます。
この逆転作業の時は土の飛散を抑えるために、エンジン回転を定格回転から少し落とした回転で作業を行うことがポイントです。
※正逆転ロータリーのように一部作業機には逆転して使用するものがありますが、正逆の切り替えは作業機側で行い、トラクタの方は常に正転で使用するのがふつうです。