田植機の側条施肥機の散布量の調整について

2023年5月22日月曜日

水稲 農業機械

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田植機の側条施肥機とは

田植え同時で肥料を散布する機械が側条施肥機です。

稲の根の近くに肥料を落とすことで、稲の肥料の吸収が効率化され、全層施肥に比べ肥料の使用量も軽減できる機械です。


散布する肥料の量の目安は

側条施肥機は肥料の利用効率が高いため、動散やトラクタの散布機を用いた全層施肥で散布していた量の8割(0.8をかけた量)を目安とするのがいいでしょう。

水稲栽培では肥料の過多は刈取時の倒伏の原因になるので、田植機では施肥量を抑えめにして足りない時は追肥で補うのがおすすめです。

施肥機の調整の仕方は

側条施肥機の散布量の調整には比重という用語が使われます。

側条施肥機における比重とは1000ccの容積に占める肥料の重量を表します。


側条施肥機は肥料をロールで送りだすため、肥料によって異なる比重を計算することが重要になります。

参考:田植機の側条施肥機とは

比重を知るためには試し繰り出しといって、実際に施肥機に肥料を入れて送りだし、測定する方法があります。



この試し繰り出しが手間だというのであれば、1000ccの容器を用意し測定するのもやり方の一つです。




散布したい肥料の量と測定した比重から田植機の散布量を設定すれば、施肥機の調整が完了します。

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