麦の穂発芽とフォリングナンバーについて

2019年7月1日月曜日

農業豆知識編

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麦の穂発芽について

穂発芽とは麦がまだ穂についたまっま、芽や根を伸ばしてしまうことをいいます。




上の写真のように、穂についている麦から根が出てしまっているため、穂発芽を起こしてしまっているということになります。日本の麦の収穫時期は梅雨になるため、雨と日照りが交互に続くため、非常に穂発芽を誘発しやすい時期と言えます。また、出穂期以降に過剰追肥を行うと、成熟が遅れ穂発芽を起こす危険も高まります。

フォーリングナンバーとは





フォーリングナンバーとは、粉状にまで砕いた麦を熱湯に溶き、麦のデンプンの粘度を示す数値です。フォーリングナンバーは高ければ良い数値となりますが、麦の品質基準値ではフォーリングナンバーは300以上とされています。
穂発芽を起こしてしまった麦は、穀物ないのデンプンが分解されているため、デンプン含量が少なく粘度も低下し、フォーリングナンバーも低く分析されます。

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